〜エーデルワイスに逢いたくて〜 最北の花の島へ。

そんなロマンティックなわけはないのですが、カズ君の温めていたプランに乗っかって、海の日の連休、海に浮かぶ最北の島二つ。満喫してきました。日本最北の花の島「礼文島」と、島そのものが山の「利尻島」です。
利尻島はGWにスキーツアーで訪れたのですが、雨と風に阻まれ長官山手前で下山していましたので、リベンジです。
まずは、前回と同じく稚内の北防波堤ドームで前泊して、翌日の一便で利尻に渡ります。5月にお世話になったタクシーの運転手さんを見つけ、重い荷物だけお願いして、僕らはチャリで追いかけます。ベースキャンプは、利尻温泉の真向かいの「ゆ〜にキャンプ場」5〜10月のオープンですが、小規模でほどよく整備され、トイレはウォシュレット。温泉には生ビールもあるのです!!!

さて、今回のアクティビティプランは、大きく三つ。これに色々と幸運が重なってゆくのです。
●プラン-1=初日。一周60kmの利尻島を、ロードバイク(自転車)で海を見ながらサイクリング。
●プラン-2=2日目。利尻山登山。山頂でBEER。
●プラン-3=3日目。礼文に渡り、知床岬〜桃岩トレッキング。

▶impression-1=利尻一周サイクリングは、高低差もさほどなく快適なライトサイクリング。沼観光と昼食(ミシュランガイドにも載ったという沓形の味楽というラーメン屋さんの「焼きしょうゆラーメン」が旨い)休憩を入れて、4時間30分。5時間見れば十分かな。沓形からゆ〜にキャンプ場までのサイクリングロードは、ただ蛇行しているだけで、楽しくない。サイクリングロードは沓形から野塚までの20km程度なのとコース取りが今イチなところもあるので、一周整備されれば、かなりの観光資源になると思います。
▶impression-2=利尻の夏山登山は、子供たちが中2と小5の年に登って以来なので17年ぶり。男二人なのでコースタイムは家族で登ったときの三分の2くらいでしたが、汗をかきすぎてお腹が痛くなってしまいカズを待たせてしまった。登山客の多さと登山道の荒廃はTV等で見聞きしていた通り。崩落した脇の幅1mに満たないところを通らねばならない場所もあり、なんらかの対策をとらねば、近々に事故も起こりかねないのではと思われました。ただ、やはり素晴らしい山です。山頂で冷えたBEERを「年輩の方から」と差し出してくれたカズ君に感謝。旨かった〜!山頂では快晴無風!なんということだろう!
▶impression-3=普段、登山やトレッキングの時「お花(高山植物)」に対するモチベーションはあまり高いほうではないのですが、礼文トレッキングは穏やかな丘陵の景色と空気感。「別物」ですね。小さなお花を見つける度にシャッターを押してしまった。ほかのトレッカーもそれぞれに目的の「花」をみつけ愛でているのです。
レブンハナシノブ、チシマフクロウ、チシマゲンゲ、レブンキンバイソウ、そして、中でも希少な礼文ウスユキソウ(エーデルワイス)が可愛かったな〜。
桃岩トレッキングは、「もし行けたら」くらいに考えていたのですが、則ちゃんの「まじsea to summit=本道からシーカヤックで利尻に渡り、その足で利尻登山」計画を聞かされ、カヤックを稚内→抜海まで運ぶお手伝いもあり、時間合わせのオプショナルツアーでしたが、おかげで満喫度が数段アップしました。お天気も予想を反し晴れ!晴れ!
▶impression-3=礼文に渡ろうか?迷っていたときのママからのメール。「礼文で明日、うまいベーフェスタ!やるみたいよ」で決定。桃岩トレッキングを終えて、〝お祭り〟へ。生BEERにイカ、ツブ、ウニ!良心的なお値段に加え、ホッケ焼きは無料配布!このホッケが最高にうまい!
▶impression-4=1便早めのフェリーで利尻にもどると、ここでも〝お祭り参加〟「まじsea to summit」を終えて則ちゃんが戻って来る前に、またまた「ペシ岬」へダッシュ登山。予定時刻のフェリーに3人とも無事乗れてひとまず安堵。稚内について「とりあえず夕食を。」と探すと、ここでまたも〝お祭り〟道北恐るべしパワーでした。

まとめ。
お天気も含め、とにかく、たび重なる幸運にめぐまれ、パーフェクトな「利尻礼文の夏トリップ」でした。最高!


2016.7.22 papasdesign-たなかさだふみ

photo-またまた、カズ君の写真もふんだんに使わせて頂きました。