礼文島 Seakayaking-Expedition(2014.8.12〜17)

シーカヤックを手に入れて初めてのロングツアーが「礼文島」だった。
2009年の夏、タカヤとmanamiさん&papa。Summer-Expeditionは、あれからはじまった。
今回は、manamiさんが、56次南極観測隊員に選出され訓練中のため参加できないが、一昨年からメンバーに加わった「カズくん」が、初めてのエクスペディション(ちょっと大げさだが、テント/寝具/食料/酒を満載しての連泊ツアー)に挑戦する。3人の予定が合ったのは、やはりこのお盆を挿んでの連休のみだった。
ツアー計画は、いろいろ検討したがやはり、船泊を出発、今回はトド島を一周して西海岸を2泊で南下、シーカヤックゴールの元地から、自転車で東海岸を北上、車を回収して終了と、ほぼ前回と同じ計画です。
台風11号が、勢力を保ったまま日本海を北上している。早く抜けてくれ!と毎日天気予報を食い入るように見るが、速度がいっこうに上がらない。我々は12日の夜に稚内まで移動なのだが、直撃されるか?1日ヤツが早いか?
案の定、12日のフェリーは全便欠航。なんとか天候の回復を祈るしかなさそうだ。稚内北防波ドームの中にテントを張り、一夜を過ごす。夜中には雨はやんだようだが、風はかなり残っている様子だ。
翌朝、一便のフェリーは昨日からの「運行待ち」のお客さんで満席。予約していた2便にかろうじて乗船できた。朝の内速かった雲の動きも次第にゆっくりして来た。この後は「晴れ」の日が続く予報になり、海況も、波高1〜1.5mと絶好のコンディションになりそうだ。
稚内発のフェリー二便は、定刻よりも1時間遅れて出航、礼文香深港に着いたのは、14:00前だった。風も弱まりつつあり、波も漕げる範囲内だ。明日の船泊出発を確信し、カヤックゴール地点の元地に向かう。5年前もお世話になった「小田桐商店」に、後半の自転車ツアーの「チャリデポ」をお願いしに向かう。小田桐さんは「そんな三人組がいたね!もう5年になるのかい!」と思い出して頂いて、快く、納屋に3台のチャリを置かせて頂いた。
今日は、北端のスコトン岬からトド島までのルートを偵察して、久種湖キャンプ場泊。さぁ〜〜!今年のExpeditionが始まるぞ〜!前回まで、毎回Expeditionのシェフだったmanamiさんに変わって、タカヤが今回のシェフに手を挙げてくれた、素晴らしい料理の数々は、写真の最後にまとめています。みなさん、礼文島の素晴らしさとともに、タカヤのお料理に、ヨダレを垂らしてご覧ください。

●8月12日/士別19:00→稚内防波ドーム23:00(ドーム内天泊)
●13日/稚内港発12:20→礼文香深港14:00→スコトン岬偵察→元地→久種湖キャンプ場泊(海況、天候ともに快復。素晴らしいツアーになりそうな予感)
●14日/船泊出発9:20→スコトン岬→トド島一周&トレッキング→西海岸天泊(距離の長い心地よいうねり、快晴。念願のトド島一周。キャンプサイト上陸後、水遊び、魚釣り→カズ、タカヤ、ビッグサイズゲット!)
●15日/天泊地出発8:00→ゴロタ岬→澄海岬(上陸)→西上泊(上陸、買い食い、Beer)→西海岸天泊(澄海岬の美しさもさることながら、西上泊出店にて、すこぶる美人店員に会い、3人ともその娘とお話したく、買い食いしまくる。)
●16日/天泊地出発8:30→南端、利尻岳が見える所まで漕ぐ→元地→チャリにて船泊に車回収→♨→香深井盆踊り参加(BEER=100yen、焼き鳥他=無料にひかれて)→久種湖キャンプ場泊(札幌から来た若者と花火の音でもめるが、翌朝復好)
●17日/ゴロタ岬ミニトレッキング→礼文香深港発8:30→稚内港10:30着(稚内ご当地グルメ=チャーメンなるものを食す。いわゆる「炒麺」なのだが、「あんかけ焼きそば」よりは餡が多めの皿餡麺。グランドホテル旨し)→士別にて解散(カズが知人より頂いたリバーカヤックをタカヤの車に無理矢理積み込む=息子さんへのお土産なのだ)皆無事帰宅。

★ツアーコースは左記のMapをクリックしてご覧ください。

小田桐商店さん、香深駐在所、元地の漁師さん、ツアー終了後遊びに行かせて頂いた「香深井盆踊り」のみなさん、礼文のみなさん。本当に素晴らしい一週間をありがとうございました。

我々が、無事ツアーを終えて帰還したあと、礼文島は記録的な豪雨による災害が起こりました。
お亡くなりになった方のご冥福を心よりお祈りしますとともに、礼文の一日も早い復興を祈念致します。

2014.9.11行程追記- papa@tanaka-mail to:papas-design@lion.ocn.ne.jp